【前編】オンライン秘書になる前の私のストーリー
はじめに:オンライン秘書という働き方にたどり着くまで
こんにちは!オンライン秘書の緒方かおりです。
現在、全国・海外からのご依頼にオンラインで対応し、経営者や大学教員、研究者の方々をサポートしています。
今の働き方にたどり着くまでには、いくつもの経験と出会いがありました。
今回は、私が「オンライン秘書」という働き方を選ぶまでのストーリーをお届けします。
銀行員時代:経営者のリアルな悩みにふれて
社会人のスタートは東京三菱銀行(現・三菱UFJ)。
資産運用アドバイザーとして、多くの経営者と向き合いました。
「本当に忙しい人ほど、“考える時間”すらない」
そんな現実を、日々の会話から感じていました。
留学と教育:支えることの意味に気づいた経験
20代でアメリカとオーストラリアへ留学。
オーストラリアでは幼児教育を学び、現地の小学校でも働きました。
異文化の中で子どもたちと接する経験は、「伝える」「支える」ことの本質を教えてくれました。
秘書という役割との出会い:理化学研究所、東京工業大学
帰国後、理化学研究所へ。
最先端の研究現場を支える中で、「研究者の秘書」という役割の面白さを知りました。
その後、結婚、転勤そして育児期間を経て東京工業大学の教授秘書としてフルタイム勤務。
国際色豊かな30名以上が在籍する大型研究室で、以下のような業務を担当しました。
- 教授のスケジュール管理、国内外の出張手配
- 複数の大型プロジェクト予算管理、試薬購入、備品管理
- 外国人研究員、留学生、研究室の学生のサポート
- 学内外との様々な調整、対応業務
そこで強く感じたのは、
教授・研究者たちが“研究以外”の業務に追われているという現実。
本来集中すべき研究に十分な時間が取れない姿を目の当たりにし、
「こうした方々を支える仕事をしたい」と思うようになりました。
この経験が、今の私の働き方の原点です。
そして次第に、働き方そのものが大きく変わっていくことになります。